LS-160GL の ハードディスク を交換しました。
LinkStation の設定に使用した PC は Windows です。
交換前の症状
エラーコード E16
ステータスランプ が赤色に点滅している場合、エラーが発生しています。
また、点滅の状態によって エラーコード を確認する事ができます。
エラーコード については、LinkStation エラーコード で確認。
故障箇所
電源回路のコンデンサの不良
ハードディスクに問題がなければ、コンデンサのみの交換で復旧すると思われます。
今回はハードディスクの破損も見つかったので、コンデンサだけでなく、ハードディスクも交換しました。
コンデンサの不良確認は目視です。
用意した交換部品
コンデンサ 1800μF/10V ハードディスク SATA/500G
今回、データの移行はしていません。
データを移行するのであれば、まず コンデンサ のみを交換し、データを取り出しておく必要があります。
正常に動作する別の LinkStation と ハードディスク のみを入れ替え、データを取り出しても良いと思います。
以下、修理手順 です。
01 LinkStation のコンデンサを交換
今回は目視により、膨れている コンデンサ を交換しました。
02 LinkStation のハードディスクを交換
03 pc へファームウェアを用意します。
ファームウェアについては、LS-GL ファームウェア より、ダウンロードします。
今回は、LS-GLシリーズ ファームウェア アップデータ Ver.1.15 を使用しました。
・ ダウンロードファイルを展開します。
・ 作成されたフォルダをコピーし、ファイルセットを 2 つ用意します。
以下、set1、set2 と呼びます。
set1 は、LinkStation の初回の起動に使用します。
set2 は、LinkStation の初期化に使用します。
04 set1 のファイルを整えます。
・ initrd.img を initrd.zip へリネームします。
・ initrd.zip を解凍します。
解凍の際、パスワード を入力します。
パスワード については、buffalo Linkstation firmware password で、取得。
・ initrd.buffalo を取り出します。
解凍された initrd.buffalo と uImage.buffalo 以外のファイルは削除します。
set1 内は、initrd.buffalo と uImage.buffalo の 2 つのファイルのみとなります。
※ set2 は、整えません。 そのまま使用します。
05 TFTPD を用意します。
TFTPD は、TFTPサーバプログラム TFTPD より、ダウンロードします。
・ TFTPD を起動します。
TFTPD は、起動するとタスクバーに常駐します。
・ TFTPD の設定を変更します。
常駐アイコンを右クリックし、設定画面を開きます。
アクセスパス にて、先に整えました set1 を設定します。
06 PC と LinkStation を LAN 接続します。
今回は、PC と LinkStation を直結しました。 クロスケーブルは使用しませんでした。
この段階では、LinkStation の電源は入れません。
07 PC の IP を変更します。
LinkStation の IP が 192.168.11.150 となるので、PC の IP を 192.168.11.1 とし、環境を整えます。
08 LinkStation の電源を入れます。
LinkStaion の電源を入れると、常駐の TFTPD の動作と共に LinkStaion が起動します。
最初、LinkStaion の警告音がなりますが、TFTPD の動作により、鳴り止みます。
数分待ち、ping 192.168.11.150 で、接続を確認します。
09 set2 の LSUpdater.exe を起動します。
・ 接続した LinkStaion が見つかるので、ファームウェア更新 をクリックする。
・ ナビゲーションに従い、フォーマット する。
この フォーマット が終了した時点で、工場出荷時とほぼ同様の状態になります。
10 LinkStation の再設定をして終了。
環境に合わせた、通常の LinkStation の設定を行い終了です。
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